横溝碧の倫理なき遊戯の壊し方

MF文庫J

横溝碧の倫理なき遊戯の壊し方

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出版社
KADOKAWA
著者名
枢木縁 , こゆびたべる
価格
748円(本体680円+税)
発行年月
2024年9月
判型
文庫
ISBN
9784046840073

「──俺の名前はジェノサイド江戸川。探偵さ」

……名前が意味不明だって? 同感だ。俺にも訳が分からない。

SNSで活動する名探偵の俺、本名・横溝碧は妹に生活費を使い込まれて困窮。
仕方なく大企業主催の脱出ゲームで賞金を稼ぐことにした。
ところがそれは、社会の裏で開催されているデスゲームだった訳だ。
そして命と大金を賭けた殺し合いが幕を開け――る予定だったらしいが、
俺が参加しているのが運営の運の尽きだ。
殺し合いを始まる前に秒で終わらせ、俺はデスゲーム司会の少女、姫野心音を手錠で俺と繋いで人質に取る。
さらにルールの穴を突いて、全てのプレイヤーが生存してのゲームクリアを目指したんだ。
だが、そんなやりたい放題をしていたら、デスゲーム主宰の黒幕に目を付けられてだな。
徐々に運営は、手段を選ばず問答無用で俺を殺そうとしてきやがった。
まぁ俺を殺そうなんざ、やれるものならやってみてほしい。

デスゲームという事件で、名探偵が負ける訳ないだろ?

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