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朝日新聞で30年以上美術や建築の記事を手がけてきた記者、大西若人による初の単著。
1996年から2024年にかけて書かれた展評、美術家や建築家のインタビュー、作品評、文化評などから、時代のキーワードである「身体」に着目した記事約160本を選び、再構成して一冊の本にまとめた。
本書は大きくアート編、建築編、文化編から構成され、複数回登場する美術家、建築家については作家別にまとめている。美術や建築をはじめとする文化の現場を、ジャンルにとらわれない幅広い視野から取材してきた著者が、これまでに執筆してきた記事は3000本以上。この膨大な数の記事から「身体」を軸に抽出して編んだ本書を読むと、さまざまな変化に揺さぶられたこの30年間の時代の様相が生き生きと浮かび上がってくる。
特別編として、越後妻有アートトリエンナーレについて論じた「里山にアートが響く」(2013年)も収録。
本書のなかで「作家別」の項にまとめて取り上げた作家(掲載順)
[美術編]
内藤礼/ヤノベケンジ/石内都/白髪一雄/やなぎみわ/森村泰昌荒川修作/川俣正/青木野枝/森山大道/三宅一生/佐藤卓/加藤泉
塩田千春/小泉明朗/横尾忠則/クリスチャン・ボルタンスキー
[建築編]
伊東豊雄/藤森照信/坂茂/妹島和世/田根剛/安藤忠雄/隈研吾
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