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アメリカ大統領――。
その地位を手に入れた人物は世界で最も強大な権限を持つということは間違いない。
2024年11月に実施された大統領選挙での勝利が確実となり、第47代大統領就任が決まったドナルド・トランプ。“アウトサイダー”とされる人物が4年ぶりに政権に復帰することになり、早くも国内外でさまざまな動きが出ている。2016年の1期目の際には、就任早々からおびただしい数の「大統領令」を出した。しかし、野心家のトランプ氏のやる気を削ぐようかのように、議会や党本部などは大統領令を認めず、さまざまな軋轢を引きおこした。これはトランプ氏本人に難があるわけではない。その前のオバマしかり、現職バイデンも議会などと対立し、政権運営を行ってきたのである。つまり、大統領といえども、すべての権力を手に入れたわけではないのだ。
その一方で、アメリカ大統領の仕事を理解している人はどのくらいいるだろうか。大統領がなんらかの失策やその権限を行使できないとき、大統領は国民からバッシングを受ける。しかし、アメリカ国民はもとより、われわれ日本人もアメリカ大統領の仕事(権限)についてよく理解していないのではなかろうか。
本書では「大統領の権限」「連邦議会と行政部門」「連邦制」「裁判所」「選挙・世論・メディア」「政党と利益集団」「対外政策」、そして「偉大さ」の観点からアメリカ大統領、ならびにアメリカ政治について解説する。
【目次】
第1章 大統領の権限とその発展
第2章 連邦議会と行政部門との関わり
第3章 50州が決定権を持つ連邦制
第4章 政治的に大きな役割を果たす裁判所
第5章 選挙・世論・メディア
第6章 政党と利益集団
第7章 国民や国家を守るための対外政策
第8章 偉大な大統領とは?
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