ラクダの文化誌

法蔵館文庫

ラクダの文化誌

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出版社
法蔵館
著者名
堀内勝
価格
2,035円(本体1,850円+税)
発行年月
2024年9月
判型
A6
ISBN
9784831826763

ラクダは古くから、伝統的アラブ社会の生活や文化の形成に深くかかわり、生活の糧としてのみならず言語や文学、芸術、生活様式や価値観にも多大な影響を与えてきた。アラブ遊牧民はラクダをどう位置づけ、どう扱い、共に生きてきたのか。
 砂漠の民が用いるラクダに関する様々な言葉、伝説や文献などの資料、現地調査をもとに、「ラクダ」という動物と、それと深くかかわってきた家畜文化・遊牧民文化・アラブ文化の実態を克明に描き出す。

《目次》
はじめに
第1章 アラブのラクダ観
第2章 名高いラクダ――アラブ種の名種、名産地
第3章 ラクダを崇める――サムード族伝説と神聖ラクダ
第4章 ラクダを記す――歴史に名高いラクダ
第5章 ラクダを叙す――ラクダの体の部位(1)
第6章 ラクダのコブ(瘤)について――ラクダの体の部位(2)
第7章 ラクダの蹄について――ラクダの体の部位(3)
第8章 ラクダが生きる――成長段階
第9章 ラクダが年とる――ラクダの年齢階梯
第10章 ラクダが群らがる――「群れ」考(1)
第11章 ラクダを数える、頭数――「群れ」考(2)
第12章 ラクダが鳴く(1)――アラブの擬声音文化考(1) ラクダ以外の動物のオノマトペ
第13章 ラクダが鳴く(2)――アラブの擬声音文化考(2) ラクダのオノマトペ
第14章 ラクダが運ぶ――駄用ラクダ
第15章 ラクダが引っ張る――牽引用ラクダ
第16章 ラクダに乗る――乗用ラクダ・旅用ラクダのこと
第17章 ラクダが歩く――距離単位、ラクダ日
第18章 ラクダが踊る――キャラバンソングについて
第19章 ラクダに据える――ラクダ鞍の考察
第20章 ラクダに掛ける、吊るす――運搬用荷具
第21章 ラクダで身をあがなう――血の代金とラクダ
第22章 ラクダで娶る――婚資について
第23章 ラクダで税を払う
第24章 ラクダを信じる――ラクダに関する俗信
引用・参照文献
おわりに
文庫版あとがき

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