彼らの最良のとき
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「私には血と骨折りと涙と汗しか、差し出すものがありません」(1940年5月13日、英・庶民院での就任演説。第1章より)
1940年5月10日、チャーチルの首相就任と時を同じくして、ドイツ軍がベルギー、オランダ、ルクセンブルクに侵攻を開始。防衛線を突破され、追い詰められた英仏軍はダンケルクから英本土へと逃れる。独軍の猛攻の前に連合国フランスも失陥、英国は欧州の孤塁となり、バトル・オヴ・ブリテン(英本土防衛戦)、ブリッツ(夜間爆撃)と、相次ぐ危機に見舞われる。その渦中、ド・ゴールの樹立した自由フランス支援、ヒトラーがソ連侵攻(「バルバロッサ作戦」)の準備を命じた総統指令第21号、北アフリカにおけるイタリア軍との戦いにも筆は及ぶ。1940年5月から12月までを収録。
「ですから私たちは、大英帝国とその連邦が千年の長きにわたってつづいたとしても、これが「彼らの最良のときだった」と後世の人々がなおもいうように、自分たちのつとめに対する覚悟を決めようではありませんか」(1940年6月18日、庶民院にて。第11章より)
[全6巻]
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