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舞台のリハーサル中、不可解な死を遂げたひとりの女優。
事故なのか、自殺なのか、それとも――。
女はみんな、誰かを演じて生きている。
舞台の上でも、日常でも、
演じることをやめられなかった女優を描く、
今、大注目の著者があぶり出す女のリアル。
他人を演じている間だけは、ここにいていいんだと思える。
ゲネプロの最中に一人の女優が命を落とした。彼女の名は遠野茉莉子。開幕を直前に控えた舞台で主役を演じる予定だった。舞台演劇界で高い評判を得て、名声をほしいままにしていた茉莉子。彼女をその地位に押し上げたのは、劇作家の名倉敏史だった。
茉莉子の死からほどなくして、舞台の関係者が一堂に会するなか、名倉は重い口を開く。「遠野茉莉子を殺したのは、ぼくです」。やがて関係者たちも次々に、彼女について語りだす。茉莉子の「死」の真相を探るほどに、次第に彼女の「生」が露わになっていき――。
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