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弥生時代後期、琵琶湖の南部に出現し、忽然と消えた伊勢遺跡。相次いで発見された大型建物跡は、女王卑弥呼の登場と倭国の統合へ向かう時期にいかなる役割を果たしたのか。祭祀や政治の場とされる特異な建物群の配置と構造、近江周辺の土器の伝播と流通網、弥生時代の年代観などを解説。『魏志倭人伝』の記事から東アジア史とのつながりをも見通す。
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