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70 年万博の跡地は交通の要所から「ビジネスセンター」が構想されていたが、環境破壊・大気汚染・急激な都市化への批判に押され「緑に包まれた文化公園」へと政策が急展開した。
その背景には日本民族学の元祖と言われる経済人の渋沢敬三から始まり、芸術家でパリ大学民族学科卒の岡本太郎、文化人類学の泉靖一東大教授、梅棹忠夫京大教授、SF作家の小松左京、造園家の吉村元男へとつながる先駆者たちの共鳴関係が重なり「緑に包まれた文化公園」創りが始まった。
当初は30 年で人工的に森を創るなど不可能と思われたが、地球温暖化への危機感や生物多様性を希求する時代の声に応える道しるべとして「奇跡の森」はその存在意義が高まりつつある。
70年万博のテーマは「人類の進歩と調和」であり、その「調和」は「多様性」と表裏一体で、民族学から異文化理解を深めることができ、人工的に生物多様性の森を創る「万博の森」は、未来に向けて地球市民の生き方であるSDGsを感得する場所にもなる。
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