「バランスのよい食事」が,なぜ健康に重要であるのか。分子栄養学を学ぶことで,個々の栄養がどのように消化・吸収,代謝,蓄積もしくは排泄され,どのように人体に影響を及ぼしているのかを理解し,その人に合った食事を提供していくことに繋げていく。
本書は,分子栄養学をこれから学ぶ学生にもわかりやすいように,冒頭の第1章・第2章に分子栄養学と栄養素の基礎的内容をまとめた。ここでは新たな知見として「時間栄養学」を取り上げていることが特徴となる。第3章は糖尿病など日本人が注意すべき生活習慣病の栄養を分子生物学視点でまとめた。第4章では近年注目されている「スポーツ栄養学」を取り入れていることも本書の特徴である。さらに発展的に第5章では最新研究手法を紹介する。
最新の内容に触れつつ,書名の通り「ゼロからわかる」ようまとめられているので,食品・栄養を学ぶ学生だけでなく,栄養に興味をもつ医学,歯学,薬学,農学専攻の学生にも広く利用できる内容となっている。
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