完訳 ビーグル号航海記 下

平凡社ライブラリー

完訳 ビーグル号航海記

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出版社
平凡社
著者名
チャールズ・ロバート・ダーウィン , 荒俣宏
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2024年9月
判型
文庫
ISBN
9784582769739

氷河をすりぬけ、マゼラン海峡を通過したビーグル号は、南米大陸の西側へと探索の旅を続ける。火山の噴火、チリの大地震に遭遇したダーウィンは、ガラパゴス諸島で、後の「進化論」につながるフィンチやイグアナ、ゾウガメなどの生態を細かく観察。さらにインド洋では、サンゴ礁の形成について考えを深める。
未知の世界への驚きと考察を詳細に書き留めた、博物学者ダーウィンによる「地球史」への招待。


【目次】
第12章 中央チリ
この地方の地質構造……閃緑岩の破砕塊……カウケネスの温泉……金鉱……ピューマの習性……ハチドリ

第13章 チロエおよびチョノス群島
人馴れしたキツネ……花崗岩の山脈……野生のポテト……泥炭の形成……パタゴニアカワカマドドリ──鳥類学上のめだつ特徴

第14章 チロエ島とコンセプシオン、大地震
コセギナ山と同時に噴火したオソルノ火山……コンセプシオン──大地震……黒くて沸騰する海……津波……大地の恒久的な隆起

第15章 コルディエラの峠道
鉱山はいかに発見されたか……コルディエラの緩慢な隆起の証拠……赤い雪……電気……アンデス両がわの動物学……インカの橋

第16章 北部チリとペルー
第三紀層の同年代性……恐水病……インディオの廃墟……塩の沖積層……不健康な国……貝殻と陶器の破片が埋もれている平原

第17章 ガラパゴス諸島
全島が火山……火口内の塩湖……海藻を食べる海生トカゲ……生命体に見られるアメリカの型……人馴れしている鳥類

第18章 タヒチとニュージーランド
山岳の植物……野生の有用植物の数……島人たちの禁酒……イギリス産の雑草が野生化する……ニュージーランド女性の葬儀

第19章 オーストラリア
森林の外観……アボリジニのゆるやかな絶滅……その峡谷の起源と形成……キング・ジョージ湾──この国の陰鬱な側面

第20章 キーリング島──サンゴ礁の形成
いっぷう変わった眺め……貧弱な植物相……干満をおこす井戸……サンゴを食べる魚……バリアリーフの裂け目……死んで沈んだサンゴ礁

第21章 モーリシャス島からイングランドへ
モーリシャス島、その美観……ヒンドゥーの人びと……陸生貝が絶滅する原因……持ちこまれたネズミ類の変異……奴隷制度

原注
ダーウィン関連略年譜
図版出典
あとがき──ダーウィン初期の出版事情について
平凡社ライブラリー版?あとがき──「死の進化論」だったかもしれない……ビーグル号航海
地名索引/人名索引/生物名索引

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