都市の緑は誰のものか

都市の緑は誰のものか

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出版社
ヘウレーカ
著者名
太田和彦(環境倫理学) , 吉永明弘 , 北條勝貴
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2024年9月
判型
四六判
ISBN
9784909753199

都市のあちらこちらで再開発の計画が持ち上がり、少なからず反対の声があがっている。社会科学や自然科学の研究者は問題点を指摘するなど活発に発言しているが、人文学の研究者からの発言はあまり表に出ていない。都市は人間が生活する場であり、そこには暮らしの歴史や物語がある。そう考えると、歴史学や倫理学、美学など人文学の研究者も何か語ることができるのではないか。そのような思いから、2023年6月に、神宮外苑再開発問題をめぐるオンラインセミナーが開かれた。



本書ではそのときの登壇者にあらたな執筆者をくわえ、10章構成で、それぞれの専門分野から、都市の自然と人間との関わりについて論じた。関係的価値、グリーンインフラ、将来世代への責任などのキーワードを軸に、具体的な事例を参照しながら幅広いテーマを扱っている。都市に生きる私たちにとって、持続可能な都市とは何かを考える一助となるだろう。



【内容】 場所の記憶から照射するジェントリフィケーション(北條勝貴)/人と深い関わりがある自然の保全の理念はどうあるべきか(鬼頭秀一)/都市における自然の価値(吉永明弘)/都市の生きた遺産としてのグリーンインフラ(太田和彦)/ヨーロッパの持続可能な都市の輪郭(穂鷹知美)/すべての生き物のためにデザインされた共存共栄都市へ(ルプレヒト・クリストフ)/将来世代にどのような都市を残すか(吉永明弘)/生活の時間と公園の時間(青田麻未)/場所や自然とどのような関係をもつべきか(高橋綾子)/より多くの人が都市を故郷と呼ぶ時代に向けて(太田和彦)

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