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戦後、大都市〈大阪〉で発祥した保育理論「人権保育」。人権保育論は、同和保育を起源としながら、貧困、障害、ジェンダー、異文化という多様なテーマを包摂しつつ、普遍的な保育理論へと発展してきた。本書は、人権保育論の先駆者であった二人の教育学者、鈴木祥蔵と玉置哲淳の保育論を読み解きながら、人権保育の基礎をなす人間論、発達論、方法論のもつオリジナリティを明らかにする。人権保育論は、保育集団を構成する子どもの多様性と、その背景にある家庭の多様性、家庭が所在する地域特性の多様性を尊重し共生することを、理念に掲げた。地域コミュニティの存在感が希薄な中、園内での子どもの集団づくりを、地域コミュニティのモデルとし、共生的な関係性を園から地域へと拡張させ、弱者・少数者を包摂するコミュニティを創造する実践を生み出してきた人権保育。その豊饒なレガシーを継承するための、はじめての「人権保育入門」。
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