(初版2011年11月29日)
爆破テロに代表される爆発事件や,ガス爆発などの爆発事故による爆発被害の脅威はすぐ身の回りに存在しています.そこで,施設建物の重要性に応じて,爆発が社会生活に影響を及ぼす被害を想定し,合理的な評価・対策を施す必要があり,耐爆問題に関する土木・建築技術者の構造工学的関心も増加しています.
しかし,爆発によって生じる威力の大きさや,それが建物の破壊に及ぼす影響と安全対策のための耐爆設計に資する技術的問題などについて体系的に解説した書籍は,これまで日本に存在しませんでした.
本書は,化学系分野において,エネルギー物質としての爆発物を対象として,爆発現象の解明および爆発エネルギーの制御と安全かつ有効な利用方法に関する「爆発工学」と,工業,医学,社会生活などの一つの分野にとどまらず,土木・建築・機械・電気・物理・化学などの各工学が関係する領域において安全性を追求・改善する「安全工学」をまとめた、爆発に関する基礎事項から安全対策としての設計問題そして爆発の応用技術にいたるまでをわかりやすく解説した日本初の書籍です.
土木・建築分野の構造工学において爆発関連技術を学ぼうとする初学者および建設業界の技術者には,ぜひ読んでいただきたい一冊です.
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