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建築家 平田晃久の考える「建築」とは
「建築とは〈からまりしろ〉をつくることである」というコンセプトは、平田晃久の建築に一貫している。平田の造語である〈からまりしろ〉とは、はっきりと形作られる空間領域とは異なり、「ふわふわとした隙間の錯綜」、つまりはあらゆる物質の傍らとも言える領域の重なりを示す。初期作「桝屋本店」、建築学会受賞作「太田美術館・図書館」、話題作「八代市民俗伝統芸能伝承館」、最新作「HARAKADO」、そして2028年竣工予定の「練馬区立美術館・貫井図書館」まで、平田が自身の世界観を形にした21の建築作品をドローイング、写真、テキストで紐解くビジュアルコンセプトブック。展覧会会場写真を撮り下ろし掲載。
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