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日本、世界の頽落は止め処ない。
本書の最初と最後がパレスチナになったことはその最悪の形での証明になっている。
「いまとは違う未来」「生きるに値する世界」を求める者たちの生き方、人間であることを語る言葉には「新たな普遍性」(徐京植)に向けた可能性が詰まっている。
ぜひ紐解いて欲しい。思いを分かち持ちたいと願う者にとってそれは、帰る場所、そして道標となるはずだ。
他者を敵視し、蔑み、人を分断する言葉が大手を振るう。
「言葉」が徹底的に破壊され、レイシズムの蔓延と歴史否認・改竄の横行に歯止めがかからなくなった。
倫理の底が抜けた社会だからこそ、不条理に立ち向かった先人たちの思いを残したい。彼らはどのように生き、どんな「世界」、どんな「明日」を展望してきたのか、そしていかに状況を打開してきたのか。そして私たちにどのような「問い」を残して逝ったのか。先立った方々だけではない。
時を同じくして進行していた闘いについても書いた。
ヘイトとの闘いが拓いてきた展望の数々、それらの闘争が、過去最悪を更新しつづける「いま」の中で取り組まれ、煌めきを放ってきたことが少しでも伝わればと思う。
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