安全で、健康で、幸せになって欲しいから―〓。
そんなすべての親の願いがつまった、初の性教育ドリル。
世界的にその効果が実証されたユネスコの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」をベースとし、親子で楽しく性教育が始められます。このガイダンスが提唱する「包括的性教育」は、男女の身体、妊娠・出産だけにとどまらず、文化や価値観、人間関係、ジェンダーや人権など、人生に必要なことが幅広く含まれた、新しい形の性教育です。家族の役割や思いやり、個人の尊重、コミュニケーション、情報(インターネット)の受け止め方、愛すること、自分の大切な体のこと、命のこと……。これら全てを含んだ性教育は幼少期から始めることが大切で、本書では5〓8歳という年齢に合った身近な内容で構成しています。またこのドリルは「親子で一緒に、楽しく語り合いながら進める」スタイルになっているので、体や性について、親子で自然に話ができる環境をつくることができます。ドリルの回答例や「子供への伝え方」の解説を付し、また保護者の方の心のケアや、もし性被害にあった場合にどうすべきかなど、保護者にも役立つ情報を盛り込みました。さらに、近年増加し続ける子供の性被害の現状も鑑み、上記ガイダンスにはなかった項目「防犯」を追加しました。
子どもを性犯罪の被害者にも加害者にもさせたくない、望まぬ妊娠をさせたくない、自分も他人も傷つけずに大切にできる人になって欲しい……包括的性教育は、子どもの人生を守ります。
性教育については「いつか話そう」「いつ話そう」「どんなふうに話そう」と思っている保護者の方も多いと思います。ぜひこのドリルを「性教育を始めるための道具」として活用してください。
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