神話研究の最先端 第2集

神話研究の最先端

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出版社
笠間書院
著者名
篠田知和基 , 丸山顕誠
価格
8,800円(本体8,000円+税)
発行年月
2024年9月
判型
A5
ISBN
9784305710208

本書は2022年に刊行された『神話研究の最先端』に続く、神話という奥の深い世界を様々な観点から探求した17篇の論文集。

比較神話学の見地から、日本をふくめた世界各地のレヴィ=ストロース以後の文化人類学的研究と、領域をこえた神話と美術や天文学などの比較研究における新しい視野をひらくものである。



また、1970年代以降日本の比較神話学をリードしてきながら2023年におしくも故人となられた吉田敦彦先生を偲び、その薫陶をうけた面々と新進の研究者それぞれを集め、今日の神話学、とりわけ比較神話学の研究の最先端の論文をまとめた、意義のある1冊となっている。



【目 次】

まえがき 篠田知和基

第一章 神話の理論

フィリップ・ヴァルテール「隠れし女神:日本の神話学者の中で最もフランス的な人を偲ぶ」

松村一男「神話のこれまでとこれから」

第二章 神話の顕現

吉田富子「神話と美術について」

池田光佑「氏族の芸能伝承について補論―吉志舞の由来譚と安倍氏―」

池間俊祐「焼身往生譚攷―『法華験記』薩摩国沙門伝を中心に―」

丸山顕誠「呪術:超越論的蜃気楼」

第三章 神話の比較

篠田知和基「恐ろしい女神・エジプト神話と日本神話」

太田 明、丸山顕誠「アイルランドと日本における異界訪問譚の比較」

坂井弘紀「日本神話の「源流」はどこか?」

森 雅子「もう一つの『神統記』」

第四章 神話の地域研究

荻原眞子「ケートの「住世界」を語る神話断章」

加藤隆浩「アレハンドロ・オルティスのアンデス神話学解題」

紙村 徹「月の起源神話にみる捨て子の異界遍歴―パプアニューギニア クォマ族の事例」

後藤 明「オセアニア航海者たちの暦と星座」

近藤久美子「『預言者物語』にみる洪水・方舟伝承」

角南聡一郎「火塚/火雨塚再考―場の記録・記憶を追って―」

中根千絵「犬祖神話とハイヌウェレ型神話の交錯―『今昔物語集』巻二六第一一話をめぐって―」

あとがき 丸山顕誠

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