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一時は経営危機に陥りながらも、理念浸透とコーチングを全社員に課す理念経営で見事に反転拡大し、国内の漢方製剤トップメーカーに躍り出た株式会社ツムラの経営手法に迫る。
創業者・津村重舎の出身は現在の奈良県宇陀市で、ロート製薬創業者の山田安民は実兄。江戸時代から薬草園が多く作られたこの地は、他にも藤沢薬品工業(現アステラス製薬)など多くの薬剤メーカーを輩出している。
昭和30年代にツムラが開発した家庭用入浴剤「バスクリン」は戦後の家庭風呂普及とともに大ヒットし業績は急拡大、東証一部に上場するまでに。
しかしながら3代社長が行った急激な多角化経営に失敗。主力商品のバスクリンを売却し、創業の原点である漢方を中心とした多柱化経営への転換を図る。
これで息を吹き返したツムラは、二度と同じ過ちを繰り返さないよう、創業理念を社員に徹底させる理念経営を模索。
●理念浸透講座
●コーチング講座をその中心に据えた。
両講座は役職・職種・勤務地などに関わらずすべての社員がオンラインで受講。理念を全社員に浸透・共有させることで、社内の雰囲気は変わり、社員のモチベーションは一気に上がった。
ツムラの経営理念はDNAピラミッドという形にまとめられ、変えずに後世まで伝承していくもの、時代に合わせて変化させていくものを明確にし、さらに奥深い理念経営を推し進めようとしている。
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