精神疾患とがん看護
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特集 精神疾患とがん看護
がんは日本における死因の第1位であり,生涯でがんにかかる可能性は男性の2人に1人,女性の3人に1人といわれています。過去には統合失調症患者はがんの罹患率が低いという話もありましたが,すでにそれも否定された話です。また,精神疾患とがんが併発した場合,精神症状などによって治療が困難なことも多いため,ケアにあたっては注意を要するでしょう。精神科病院においては入院患者が高齢化している状況もあり,がんを併発している患者をケアする機会が増えていくことが容易に想像できます。しかし,精神科病院でのケアには設備の問題に加え,転院にあたっても問題が起こりやすいようです。
精神科看護師としては何ができるでしょうか。今回東京都立松沢病院緩和ケアチームのみなさまにご協力いただき,精神科病院においてがん患者をどのようにケアしていくのか,基本的な知識を実践例とともにご紹介いただきました。現状の問題点を整理したうえで,がん看護の基本となる疼痛アセスメント,疼痛コントロール,薬剤を使用する際の注意点をご紹介しています。
先に述べたように,これからは入院している患者層の変化とともに,より多様な知識が求められるようになるでしょう。本特集をご覧いただき,ぜひ心構えの準備運動としていただきたいと思います。
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