Exploring Alternative Social Work Knowledge

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近年、国境を越えて、地域・民族固有の知や先住民ソーシャルワークなどへの注目が高まっている。他方、グローバルな現代社会においてそれらにはどのような実態があり、また、「西洋生まれ専門職ソーシャルワーク」とはどのような関係があるのかなど、いまだ様々な問いかけが必要である。
本書は、そのような背景の下、アジアを文脈として、必ずしも主流言説と同じとは限らない、もう一つのソーシャルワーク実践知を探求する試みの成果物である。植民地時代を経験したスリランカにおいて、実践家の個人的および集合的な経験に焦点を当てた。
本書は英文による11章構成である。イントロダクションおよび第1~2章にて、ソーシャルワーク実践家の経験を探求する背景と意義が示される。第3~9章では多様な背景を持つ実践家の経験が示される。第10~11章では、実践家らの対話により、複雑化する現代社会におけるソーシャルワークの実践知を探求する過程が示される。

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