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奈良県、和歌山県を走る和歌山線は人気の機関車、C57とC58が活躍する路線であった。特に朝の通勤列車は夜明けの力闘シーンにはじまり、多くの印象深い情景を提供してくれた。また、当時の沿線情景も面白く、佳き時代の面影が多く残されてる。そうした周辺のことも含め、和歌山線を中心にまとめる。また、和歌山機関区のC576は、国鉄鷹取工場で最後に整備された機関車として、記念すべき機関車。それについても詳述する。西舞鶴にあった「可動橋」のめずらしい記録写真も掲載。もうひとつ、明治の機関車がいた私鉄、加悦鉄道。「かやSL広場」として保存活動も盛んだったが、ついにそれも消滅してしまった。その最後までをひとつの記録に残す。
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