完訳 ビーグル号航海記 上

平凡社ライブラリー

完訳 ビーグル号航海記

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出版社
平凡社
著者名
チャールズ・ロバート・ダーウィン , 荒俣宏
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2024年8月
判型
文庫
ISBN
9784582769081

22歳の若き博物学者、ダーウィンが、5年近い歳月をかけて、南米大陸からオーストラリア、喜望峰をまわった、地球一周大探検の記録。アマゾンでは熱帯雨林の動植物の美しさに魅せられ、荒涼としたパタゴニアの平原で凄まじい自然に目を瞠り、フエゴ島の貧しい人々の暮らしを活写する――。
「進化論」の原点となったダーウィンの旅が、わかりやすい訳文と豊富な図版で甦る。


【目次】
序文

第1章 サンチャゴ島――ベルデ岬諸島
インフソリアを含んだ大気中の塵埃……アメフラシと頭足類の習性……離島の第一居住者としての昆虫……変色海域の原因……

第2章 リオ・デ・ジャネイロ
大規模な蒸発現象……奴隷制……陸生プラナリア……豪雨――歌うカエル……発光する昆虫……チョウが発する音……非対称な網を作るクモ……

第3章 マルドナド
カピバラあるいは川のブタ……コウウチョウが見せるカッコウのような習性……腐肉を食うタカ類……落雷で生じた管……

第4章 ネグロ川からバイア・ブランカへ
インディオに襲われた牧場……フラミンゴの群れ……聖なる樹……インディオの家族……黒人の中尉……塩の殻……

第5章 バイア・ブランカ
現世代の絶滅――種の寿命……巨大動物でも膨大な植物は必要でない……シベリアの化石……インディオの戦争と虐殺……矢じり、古代遺物……

第6章 バイア・ブランカからブエノス・アイレスへ
雹の嵐……シエラ・タパルゲンの天然の囲い場……ピューマの肉……牛が屠殺される牧場……

第7章 ブエノス・アイレスからサンタ・フェへ
ビスカーチャの習性……塩水の小川……マストドン……絶滅したウマの歯……ジャガーの習性……革命……政府の現状……

第8章 バンダ・オリエンタルとパタゴニア
牧場の価値……穴の開いた小石……馬の教練、ガウチョの馬術……空を飛ぶクモ……海の蛍光……絶滅の原因……

第9章 サンタ・クルス川、パタゴニア、フォークランド諸島
膨大な玄武岩の溶岩流……コンドルの習性……コルディエラ――巨大な漂石群……インディオの遺物……骨でおこした火……ウミウシの卵……合体した動物……

第10章 フエゴ島
艦に同乗するフエゴ島民の話――未開人との会見……飢饉――食人――母親殺し……現地民の情況は平等……

第11章マゼラン海峡――南海岸の気候
食べられるキノコ……巨大な海藻……コルディエラにおける雪線の高さ……海へ下る氷河……南極の島々の気候と生産物……氷結した遺骸の保存……

原注
図版出典

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