特集:多職種連携の土台を築く
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特集 多職種連携の土台を築く
地域包括ケアの提供に多職種連携が欠かせないことは言うまでもありません。しかし、「各職種の専門性を生かしきれない」「連携が必要という意識を共有できない」など、依然として連携がうまくいかない現実があるのではないでしょうか。
多職種連携を機能させるためには、多職種連携のあり方を学ぶこと、多職種連携がうまくいかなくなる理由を理解すること、多職種との関係を普段からつないでおくことが必要なのではないかと考え、これらを「多職種連携の土台」と捉えました。
そこで本特集では、まず連携の理念と連携実践能力について解説した後、多職種連携が難しい心情面の理由を分析します。また、連携の手段として用いられることの多いカンファレンスと勉強会について、その運用がどのように連携に貢献したかを明らかにしながら語ります。〈関連論考〉では理学療法士の立場から、看護師との連携について述べます。
連携がうまくいかないと感じたとき、遠回りに思えるかもしれませんが、「多職種連携の土台」を見直す一助になれば幸いです。
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