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新たなる世界秩序の渦中で、日本は選択を迫られている―。
近年、国際社会では中国やロシアなど権威主義的な大国の影響力が拡大する中、米国・欧州そして日本など民主主義国家が築き上げてきた戦後国際秩序が揺らぎ始めている。本書は、米中の2国間関係を分析の基本対象とするだけでなく、それら対立に関わる世界各国・欧州・太平洋地域のアクター、さらに「グローバル・サウス」と呼ばれる南アジア・アフリカ地域での対米・対中政策の動向と秩序観を組み入れ、全世界的に分析。3部13章に渡る各地域研究気鋭の第一人者らによる最新の分析は、我が国の安全保障・外交戦略を方向付ける類書にない力作である。
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