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北朝鮮の政治状況から目が離せない。その一方で、表面的にニュースを見ていても、不可解な点が多くある。2019年の歴史的な南北首脳会談と米朝首脳会談の際、朝鮮戦争の終戦宣言、制裁緩和、そして韓米合同軍事訓練の中断、北朝鮮の非核化等々の政治的前進が実現するかもしれない期待が高まり、ひいては日朝国交樹立となるかもという期待まで出ていた。これらすべてが破綻して以降、いまの北朝鮮について、本書の著者は「これまで体験したことのない、まったく新しい北朝鮮になっている」と主張する。金正恩の政治判断はどのようなもので、どう変わったのか。仲介者もおらず、対話チャンネルも閉鎖してしまった中で、それにも関わらず、最悪のシナリオを避けるためにできることはあるのか、また、いま必要なことは何か、を考える。頻繁に北朝鮮に通い、現地の最先端・深奥をつかむコラムで定評のある訳者の解説を付け、より理解を深めたい。「北朝鮮の核武装が後戻りできないレベルに到達し、朝鮮半島の非核化が事実上不可能になっただけに、非核化を核心的な目標としてきた北朝鮮政策も変えるべきだ…(中略)…しかし今回、再検討すべき対象は、目に見える核問題よりはるかに広くかつ深い。北朝鮮の変化は国防分野だけでなく、経済や対南関係、外交など国家戦略全般にわたって生じてくるためだ。」(本文より)
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