「アラブの春」のアクチュアリティ

「アラブの春」のアクチュアリティ

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
山川出版社(千代田区)
著者名
大稔哲也
価格
7,150円(本体6,500円+税)
発行年月
2024年7月
判型
B5
ISBN
9784634672628

自由,尊厳,正義,民主主義,非暴力,笑い…
人々はそのとき何を求めて立ち上がったのだろうか。そして、今も何を求めつづけているのだろうか?
「エジプト1月25日革命」を中心に、時間軸・空間軸をこえて「アラブの春」における数多の声を再生する
----------------
〈目次〉
 序言
 総論  ストリートを生きるグローバルな身体――「エジプト1月25日革命」を中心にみた「アラブの春」の歴史人類学  大稔哲也

第Ⅰ部 歴史のなかの「アラブの春」 
 第1章 エジプトと民主主義――議会・憲法・革命の歴史から  池田美佐子
 第2章 群衆の力、組織の力――2011年3月の憲法改正とは何だったのか  竹村和朗
 第3章 「国家のイデオロギー装置」の揺らぎ?――政治変動と新旧メディアの役割検証  千葉悠志
 コラム① 「アラブの春」は革命なのか?――フランス革命史からの問い  早川理穂
 コラム② 革命大陸ラテンアメリカからみた「アラブの春」  内藤順子

第Ⅱ部 もつれあう革命のアクターたち
 第4章 「4月6日運動」の貢献と限界  萩原優
 第5章 1月25日革命以降のイスラーム諸勢力の競合と言説――信仰と権力をめぐって  黒田彩加
 第6章 「1月25日革命」とコプト正教会――民主化とマイノリティ問題の不協和音  三代川寛子
 第7章 革命と女性――エジプト2011年革命の最初の1年間をふりかえる  後藤絵美

第Ⅲ部 日常性と身体からみた「アラブの春」――「アラブの春」のフィールドへ
 第8章 家族関係から考える、広義の「1月25日革命」  鳥山純子
 第9章 「エジプト1月25日革命」における自警互助組織の創発的形成  大稔哲也
 コラム③ 映画にうつる革命の息吹――「エジプトの二人の娘」より  後藤絵美
 コラム④ 詩が刻んだエジプト革命  師岡カリーマ・エルサムニー
 コラム⑤ 「アラブの春」の音楽  大稔哲也
 コラム⑥ 続・「アラブの春」の音楽  大稔哲也

第Ⅳ部 空間的比較のなかの「アラブの春」
 第10章 「チュニジア革命」と空間的比較考察の試み  鷹木恵子
 第11章 抵抗の「源泉」から考える「シリアの春」  岡崎弘樹
 第12章 抗議する民衆の行動主体と文化的営為――イランとエジプトの比較から  山岸智子
 コラム⑦ モロッコと「アラブの春」  齋藤剛
 コラム⑧ 忘れられた春――イエメン  大坪玲子
 コラム⑨ イエメンの「アラブの春」にて  馬場多聞
 コラム⑩ 混迷深まるリビアからみえるもの  上山一

おわりに

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top