紺碧の海

紺碧の海

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出版社
徳間書店
著者名
梶よう子
価格
2,090円(本体1,900円+税)
発行年月
2024年7月
判型
四六判
ISBN
9784198658632

この男、大罪人か? 稀代の開拓者か?

生きたお宝を狙え!

絶海の無人島で鳥を撲殺し、
金を生み出す島へと変えた男、玉置半右衛門。
その壮絶な人生とは!?

八丈島生まれの留吉は、大工の棟梁をしている
同郷の半右衛門の誘いで横浜へ移り、
奉公先で商いを覚え異国語も学ぶ。
偉ぶらず、やることは大胆で、強引さのある
半右衛門に憧れていた留吉は
「半右衛門の役に立ちたい」と思い続け、
27年後ウィリアム商館で番頭を
務めるまでになっていた。
「鳥島へ行かないか?」
半右衛門に声をかけられ島へ渡ると
驚くべき光景が広がっていた。

「おい! 羽を毟るのは丁寧にしろよ。
売り物にならなくなっちまう」
品定めに厳しい商売人の留吉は
南洋開拓に命を懸けたこの男に
ますます魅了されていく!


主な登場人物
・菊池留吉 八丈島生まれ。
海を見る度閉塞感を覚えていた。
半右衛門に誘われ、横浜へ。
・玉置半右衛門 大工の棟梁となり、
やがて八丈島と東京とをつなぐ廻船業を始める。
・近藤富蔵 近藤重蔵の息子。流人となり、
八丈島へ。島の子に算盤や読み書きを教える。

【目次】
第一章 横浜居留地
第二章 沖の太夫の島
第三章 羽毛長者
第四章 新天地
第五章 楽園の風

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