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路地裏で伯爵が見つけたのは、
薄汚れた少年の姿をした真珠だった――
伯爵アダムはある日、ロンドンの路地裏で時計を盗られ、
スリを働いた相手を捕まえてみると、小柄な少年だった。
エドと名乗った少年は意外にも聡明そうで、誇り高さすら感じられた。
少年に同情し、路地裏生活から救い出してやろうと考えていた矢先、
アダムはその少年が何者かに殴られて路上に倒れているのを発見した。
急いで知人の館へ運びこむと、そこで驚きの事実が判明する。
少年はなんと、エドウィナという名の麗しき18歳の娘だったのだ!
だがそのときのアダムはまだ知らなかった――
エドウィナが本当はさる男爵家の令嬢であることも、
アダムの横顔を見ただけで胸の高鳴りを抑えられずにいることも。
父を亡くした男爵令嬢エドウィナは、後見人に決められた不気味な老伯爵との縁談を嫌い、少年に扮して家出を決行。けれども所持金をすべて盗まれたうえ、悪党につけこまれて路地裏でスリを働かされていたとき伯爵に拾われたのでした。不遇な令嬢の恋の行方は?
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