ギャルとおっさん

ギャルとおっさん

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出版社
飛鳥新社
著者名
おかざき登
価格
1,400円(本体1,273円+税)
発行年月
2024年7月
判型
四六判
ISBN
9784868010227

YouTubeチャンネル『漫画エンジェルネコオカ』
人気動画が原案!

昭和世代VS.Z世代
痛快お仕事コメディー!

新たに創設された「再販売促進室」は
実は会社の窓際部署だった?
昭和世代のおっさんとZ世代のギャルが
不動産会社を舞台に繰り広げる
超絶痛快? お仕事奮闘記!
世代間ギャップや
仕事のモヤモヤなんてなんのその。
読んでスカッと! 元気になれる!
最強の凸凹バディー、爆誕です!

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「ここに若井光莉君という新人は――」
言いながら小さな会議室のドアを開けて、
押江孝彦は言葉を失った。
中にいたのは、一人の女性社員。

長い髪は明るい栗色で、軽くウェーブがかかっている。
耳元には花を模した大きなピアス。
スマートフォンをいじくる指先は、ピアス同様に
立体的な花をあしらったネイルアートで彩られていた。

二十歳になるかならないかという若さだろうが、
メイクはかなり濃い。特に睫毛は、少女マンガから
出てきたのではないかと思うほどに長かった。
一応スーツに身を包んではいるが、派手すぎる。
およそ仕事場に相応しい恰好とは思えなかった。

というか、ギャルだ。

それが、孝彦が抱いた第一印象だった。
その彼女が孝彦に気づき、物憂げに視線を
スマートフォンから上げる。
そして、真っ赤なルージュが引かれた唇が動く。

「おっさんが次の教育係? とりま、よろー」
ここは本当に職場か?

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