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著者はその出生の謎にこだわり、自分捜しの迷路に立った。
これを機として父母や弟などの生が劇的な事実として展開される。
そして本歌集の主筋であるこの物語は、突如孫なるものの出生によって
打切られ、自らの生の象(かたち)がごく平凡に豊かに浮かび上がるのを自認する。
生きるとは、実に奥深いものだ。
〓〓馬場あき子(帯より)
【歌集より】
妻と来てサハラ砂漠に跨がった少しかしいだ路舵の背なか
歩くには熱すぎるけど歩かなきゃパズルの私が壊れてしまう
雨の秋オリーブ畑にモロッコの泥の流れを映す猫の眼
サトウキビ畑の道を朝歩く兵士の父の歩幅をまねて
夜という地球の陰に立ち止まり闇に見上げる丸い日だまり
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