怒りの問題に対処するには,怒りに関する情報をインプットするだけでなく,学習内容が行動の変化として持続する必要がある。
本書は怒りに関する単なるアイデア集ではなく,科学的な知見に基づく怒りのメカニズムへの解説とその対処法を示すものであり,豊富なケース紹介と書き込み式のワークによって,読者に実際の場面へのイメージと練習機会を提供している。
第?部は,怒りを構成する3つの要素(生物・認知・行動)の理解から始め,怒りが読者の人生に与えた影響を探索し,本書に取り組むモチベーションを評価してもらう。
第?部では,怒りに対処するSTOP(止まる,考える,客観視する,計画する)メソッドを学習していく。このメソッドでは,怒り反応の初期に起こる身体的な兆候に気づき,反応の鎮静化と思考・認知の見直しを経て,効果的な行動変容プランを見極める。
第?部では,自分に怒りを向けてくる人への対処法を学ぶ。
怒りの問題を抱える当事者のみならず,周囲の人,心理支援や対人援助の専門職にも役立つ,アンガーマネジメントの包括的ガイド。
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