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「すべての責めは私が負う。覚悟はできている」――
財産税導入、預金封鎖、新円切替……日本を救うこの決断は、この男にしかできなかった。
『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』の著者が描く、傑作歴史小説!
◇あらすじ
渋沢栄一の孫にして、日本銀行総裁、そして大蔵大臣を務めた渋沢敬三。彼はなぜ、第二次世界大戦後、預金封鎖や新円切替などの苛烈な経済対策に踏み切れたのか?
生物学者をめざす心優しい少年が、その人柄ゆえに経済界の要職に抜擢され、日本の財政の行方を左右する究極の決断を迫られるようになるまでの数奇な生涯を、大胆な視点で描いた長編小説。
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