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【書籍の特徴】
複数の主体が関わる状況(問題)に対して,主体の協力によって得られた価値を主体間で分配するための考え方の一つである協力ゲーム理論の初等部分について述べたものです。
本書て?は「1章 →2章 →3章 →4章 →7章」か?基本コースて?す。1~4章では,特性関数型協力ゲームとその基本的な解であるコア,シャープレイ値,仁について解説しています。7章で協力ゲームの応用例を紹介しています。本書で紹介している応用例は古典的なものですが,協力ゲーム理論の応用を検討するときには,特性関数の定義の仕方等の参考になると思います。シャープレイ値と仁は単一の分配案を与える解であるので,応用上取り扱いやすいかもしれません。協力ゲームとその解の特徴を把握してもらうために数値例や問を用意しています。
5章は他の解に関する話題を取り上げています。4,5章は著者の関心領域であったので命題等が多くなってしまいました。読者の興味によりますが命題の証明は読み飛ばしても差し支えありません。一方,証明等も含めて理解を深めたい方には文献として紹介している原論文に目を通すことをお勧めします。6章では,協力ゲームの古典的な解である安定集合(von Neumann-Morgenstern解)に関する話題をピックアップしました。非協力ゲームと協力ゲームの関わりに興味のある方は8章が参考になるかもしれません。
【著者からのメッセージ】
本書が協力ゲーム理論そのものに興味のある方,また協力ゲーム理論を活用することに関心を持つ方の役に立つばかりでなく,本書によって協力ゲーム理論に興味を持つ方が増えることを期待しています。線形代数,微分積分,グラフ理論,確率統計等の基礎知識を持っている方やオペレーションズ・リサーチを勉強した方には読みやすい内容であると思います。
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