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この本から、始まる
新しい世界史=「生きるための世界史」
あらゆる人が戦争と自分を結びつけ、歴史に出会い直すために。
アラブ、ポーランド、ドイツを専門とする三人の対話から
はじめて浮かび上がる「パレスチナ問題」。
世界史は書き直されなければならない。
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岡「今、必要としているのは、近代500年の歴史を通して形成された『歴史の地脈』によって、この現代世界を理解するための『グローバル・ヒストリー』です」
小山「西洋史研究者の自分はなぜ、ヨーロッパの問題であるパレスチナの問題を、研究領域の外にあるかのように感じてしまっていたのか」
藤原「力を振るってきた側ではなく、力を振るわれてきた側の目線から書かれた世界史が存在しなかったことが、強国の横暴を拡大させたひとつの要因であるならば、現状に対する人文学者の責任もとても重いのです」
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地図作成:マップデザイン研究室
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