1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
タマムシの翅はなぜ玉虫色に輝くのか.この素朴な疑問から出発した研究は,作業仮説を設定し一つ一つ検証することで,玉虫色を生み出す構造の発見へとつながった.しかし話はタマムシの翅だけにとどまらない.おのおのの生物がもつ感覚世界の存在を認めることの意味,NanoSuits法という画期的な観察技術の確立,自然に学ぶバイオミメティクス研究への展開と,タマムシを起点として大きく広がることになる.丹念に進められる科学研究の醍醐味を生き生きと描き出し,人間中心の世界の捉え方に警鐘を鳴らし,これからの科学のあり方,あるいは知のあり方までも考えさせる一冊である.
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。