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「著作権はどのような作品に及ぶべきか」という難問に挑む
作品どうしを「似ている」と判断する基準は何か、そもそも先行する作品と似ている作品が創作されることは何が問題なのか、といった類似性の問題は、線引きが難しく、議論も複雑化しています。
本書は、このような類似性要件についての検討に始まり、「著作権の保護範囲をどのように画するべきか」「後行作品に著作権を及ぼすことは、どのような根拠によって正当化できるのか」という著作権制度の根幹をなす問題にまで射程を広げ、解明を試みます。後行作品における先行作品の利用態様を競合的利用と改作的利用に分類した上で、心理学や経済学の知見も駆使しながら探究する野心作!
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