落語の地図帳

落語の地図帳

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出版社
芙蓉書房出版
著者名
飯田泰子
価格
2,530円(本体2,300円+税)
発行年月
2024年7月
判型
A5
ISBN
9784829508848

落語の舞台となった江戸の町を

 切絵図と風景画・風俗画330点を使ってヴィジュアルに魅せます!



目黒のさんま、千両みかん、宿屋の富、紺屋高尾、粗忽長屋、道具屋、芝浜、付き馬、錦の袈裟、金明竹、野ざらし、蔵前駕籠、三方一両損……

よく知られている噺から珍しい噺まで、「落語国」の住人が闊歩した江戸の町のイメージが沸いてくる



★大岡越前が名裁きを披露する(「大工調べ」「三方一両損」)内桜田

★「百川」に登場する美人の常磐津師匠が住んでいた人形町

★川開きの日、両国橋で事件は起きた(「たがや」)

★「火事息子」の舞台は、駿河台の定火消屋敷

★与太郎ががらくたを並べた(「道具屋」)のは蔵前

★「文七元結」の文七、「唐茄子屋政談」の徳さんなど身投げが多い吾妻橋

★色里吉原の悲喜こもごもは噺の定番(「五人廻し」「三枚起請」「錦の袈裟」)

★湯島天神の境内には芝居小屋もあった(「初天神」「御慶」「富久」)

★「鼠穴」の竹次郎、「猫怪談」の与太郎が住む賑やかな町深川

★向島は桜見物で大人気(「百年目」「花見酒」)



目次

序 章 江戸御府内の豆知識

天下の城下町「江戸」は意外に小さかった/「江戸」は一日にして成らず/江戸の範囲(朱引線・墨引線、大木戸・四宿)/江戸切絵図は実用に徹した江戸の「住宅地図」/落語の舞台 なにか起きるのは浅草、神田、日本橋……

第一章 江戸城周辺

城郭は空から見ればカタツムリ?/番町は旗本衆、麹町は町人の居住区/外桜田◇霞ヶ関界隈はそっくりそのまま官庁街に……

第二章 日本橋・神田

天下の下町日本橋は、江戸一番の商店街/粋筋が集まる人形町通り/江戸最大の盛り場、両国広小路/一口に神田といっても広うござんす……

第三章 浅草から千住へ

まるで梳き櫛のような浅草御蔵/吾妻橋は身投げの名所?/老若男女が集う江戸随一の盛り場、浅草寺・吉原/三座の芝居は猿若町、大道芸は浅草寺の奥山/浅草寺界隈は噺の宝庫……

第四章 下谷・湯島・本郷

お山の下は御府内有数の繁華な地/芝居に富くじ、湯島天満宮は娯楽満載/本郷もかねやす(兼康)までは江戸の内/日帰り遊山の王子は、狐も狸も出る?……

第五章 日本橋南・品川

永代橋は深川へ渡る隅田川河口の橋/佃島は渡し船で行き来していた漁師の小島/与力・同心の御屋敷街、八丁堀/街道沿いの芝の町々は「め組」「み組」の縄張り/江戸御府内だったりなかったりする目黒界隈/海浜の保養地でもあった品川……

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