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「自分の子どもだけが幸せになれる世界はない」ということに気付いた瞬間、私は「学びの環境」について考え直すことにした。
ご存じだろうか、都会ではインターナショナルスクールが増えているのに、地方には少ないし、そもそも、そのような学校を求める人があまりいない。その理由は、「知らないから」である。そんな地方に存在するインターナショナルスクールを紹介したのが本書である。これらの学校を開設した先駆者たちの意義と学校の様子を調べると、地方なりの育み方で子どもたちをサポートしている実情が見えてくる。
念のために言うが、インターナショナルスクールは英語で学ぶだけの学校ではない。英語は、人や国を媒介するツールにすぎないのだ。かかわっているすべての人が、子どもたちの学びを通して自らとともに社会まで変えている様子が分かる。子どもたちはさまざまなことに興味をもち、疑問に気付き、仲間と考えて行動し、失敗や成功を繰り返した結果、仲間と協働する喜びの大きさを知っていく。それを支えてくれた親や大人に感謝し、将来、誰かをサポートする行動へと動き出す――インターナショナルスクールはそんな学校である。
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