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ロトルーは、フランス十七世紀のバロック演劇を代表する作家の一人である。この時代の演劇は、コルネイユ、ラシーヌ、モリエールの三大作家に代表される古典主義演劇の時代と言われることが多い。しかし、古典主義演劇が成立する以前にも多くの劇作品が存在し、今日ではバロック演劇と呼ばれる。フランス十七世紀演劇を総体として捉える上で、併せて考えることは必要である。中でもジャン・ロトルーはバロックの劇作家として、フランス十七世紀演劇を論じるにあたって欠かせない存在である。本書はその作品5編を訳出し、巻頭に作者の生涯と全作品を紹介する「解説」を、各作品の冒頭にバロック演劇としての特徴に触れた「解題」を付した。
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