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「家具建築家」と呼ばれ、究極のミニマリズムと造形美を追求したケアホルム。
家具デザインの第1人者ウェグナーに見出され、51歳で生涯を閉じるまでの
貴重な名品を収録した国内初となる書籍
北欧モダンデザインを代表する家具デザイナーの1人であるポール・ケアホルム(1929-1980)。
ミッドセンチュリー期の北欧家具といえば温もりある木調のデザインを思い浮かべますが、ケアホルムの特徴は石や金属など硬質な素材を取り合わせた厳格なデザインにあります。日本の建築ともよく合い、愛好家の間でも根強く支持されている存在です。
本書は椅子研究家である織田憲嗣コレクションの中から重要作品約50点を中心に、貴重な図面や資料写真を豊富に収録。
「椅子が素材や道具の個性と共鳴する自然な形を持つこと。
そのことが構築的に明らかとなるようにしなければならない。
椅子の美しさを最大限に引き立てなければならない」
「家具建築家」と呼ばれ、究極のミニマリズムと美しさを備えたケアホルムの、
洗練された造形美とデザイン哲学を凝縮した決定版です。
「極意の深淵は存在する。
デザインは本質を極め、その意図を創作すること。
ポール・ケアホルムが極めた家具の美学と創意の記憶がここに宿っている」
田根 剛
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