本の雑誌 494号(2024年8月号)

特集:2024年度上半期ベスト10

本の雑誌

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出版社
本の雑誌社
著者名
本の雑誌編集部
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2024年8月
判型
A5
ISBN
9784860115562

特集:2024年上半期ベスト10

あっと気がついたら今年も七夕が目前で、上半期ベストの季節がやってきた! というわけで、本の雑誌8月号の特集は「2024年度上半期ベスト10 」! なんでもない家族のエッセイから、ぶっちぎりの伊予本大賞、人生を変えた書まで、今年も面白本が勢揃い。ナイチンゲールが石を投げ、男子高校生が絶叫するなか、2024年度上半期ベスト1に輝いたのは『〇〇だ〇田と〇〇』! さらにミステリー、SF、時代小説、海外文学、ノンフィクションの上半期ベスト5、読者の上半期ベスト1まで2023年上半期の面白本がどっと勢揃い。怒濤のベスト本尽くしをチェックしたら、夏休み読書計画も万全だあ!

そして今月はめでたい特集2本立て。特集第二弾はその名も「勝手に大学生フリぺ選手権!」で、全国から集めた大学生フリーぺーパーを本誌編集部が勝手に第一次選考して、残った16誌から石川春菜、野中モモ、ばるぼらの三人が座談会でグランプリを決定! SFA(Student Freepaper Awards)の代表・久米侑太氏のインタビューと合わせ、いま大学生が作っている紙の雑誌はどうなっておるのかに迫るのだ!

新刊めったくたガイドは柿沼瑛子がスリリングでユーモラスな『マクマスターズ殺人者養成学校』をイチ押しすれば、石川美南がシャッター音が聞こえ、物語がつづく世界を3連激写! 大森望が『精霊を統べる者』のスチームパンクなカイロに浸れば、酒井貞道は驚愕の展開が待ち受ける『詐欺師と詐欺師』が素晴らしい!と絶賛。松井ゆかりが古内一絵『東京ハイダウェイ』に元気づけられれば、東えりかは結婚半年、22歳の奮闘を描く『力道山未亡人』で昭和を再検証! そして本の雑誌チームは新人近藤碧も加わり5人体制で5冊推しだ! 四の五の言わずに読んでくれぃ!

今月の図書カード3万円使い放題の挑戦者は思想家にして武道家の内田樹。目が合ったら即ゲットのわずか30分で、昭和維新からアメリカ19世紀史まで、予算オーバー分は自腹でどーんと買った「いつか読むつもりの本」は32ページだ。そして今月の読み物作家ガイドは原田ひ香。ガチファンを標榜する吉田伸子が「白ハラダ」と「黒ハラダ」10冊をセレクトだ。さあ、白から読むか、黒から読むか、136ページを開いてみよう!  さらに今月から藤野眞功「ディギン・イン・ザ・鈍色本」と三橋曉「映画と小説のビミョーな距離」の連載がスタート。前号から始まった北原尚彦「本が届いた。今日はいい日だ。」と合わせ、息もつかせぬ新連載攻勢で、新刊ばかりか鈍色本も映画原作も古本もどっとはらい。本の雑誌8月号で読書三昧の夏を満喫しよう!

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