さらば故里よ

文春文庫

さらば故里よ

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出版社
文藝春秋
著者名
佐伯泰英
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2024年7月
判型
文庫
ISBN
9784167922412

時代は文化文政。
豊後毛利家の徒士並・神石嘉一郎は貧しい生活を強いられていたが、三神流の遣い手として、武士の勤めを果たしていた。しかしある日、身に覚えのない罪を着せられて脱藩を余儀なくされてしまう。
豊後を離れて、大阪へ向かう船で嘉一郎を待ち構えていたのは、豊後毛利藩の三男で、藩では「控え」「もどき若様」などと軽んじられていた毛利助八郎。この助八郎が家宝の刀を持って藩から抜けようとしたことで、
騒ぎは大きくなっていき-ー
なぜか旅をともにすることになったものの、カネもない、伝手もない。
果たしてこの「負け組コンビ」に未来はあるのか?

待望の新シリーズ始動!

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