説話文学研究の海図

説話文学研究の海図

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出版社
文学通信
著者名
説話文学会
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2024年6月
判型
A5
ISBN
9784867660560

説話文学研究は、どのような経緯を経てどのような現状にあるのか、そして今後どのような未来に向かっていこうとしているのか。

六〇年の歴史の中で大きく方向性を変え、文学研究の中でも広く国際的・学際的方向に舵を取って進んできた、説話文学会。人文科学総体が危機を迎えているともいえる現在、その進路は果たして今後の指針となり得るのか。二〇二三年七月に開催された六〇周年記念大会を中心に、座談会やエッセイを加えて、それらを考える。



現在の説話文学研究は、「説話」という概念自体の拡大と共に、文学研究の学際化に伴って、美術史・宗教史等々との境界を越えつつある。その最前線の様相を荒木浩・伊藤聡・肥田路美の三氏により紹介。シンポジウムでは、中国の仏伝文学である『釈氏源流』をとりあげ、小峯和明・吉原浩人・山本聡美・河野貴美子の四氏に加え、コメンテーターとして張龍妹・李銘敬の二氏により国際的かつ学際的な研究課題に取り組む。ラウンドテーブルでは、本井牧子・牧野淳司・恋田知子・高橋悠介の四氏に、研究の現状や課題をお話いただいた。

座談会「説話研究の未来―一〇〇年後の研究はありうるか?」ではハルオ・シラネ、渡辺麻里子、陸晩霞、趙恩〓、小峯和明の各氏により語り合っていただき、ベテランから若手まで一四名によるエッセイも収録。



新たな資料や視点を拒むことなく、変化流動しつつも前進してきた説話文学会とその研究の、過去・現在・未来を照らす書。



執筆は、佐伯真一/荒木 浩/伊藤 聡/肥田路美/小峯和明/吉原浩人/山本聡美/河野貴美子/張 龍妹/李 銘敬/近本謙介/本井牧子/牧野淳司/恋田知子/高橋悠介/渡辺麻里子/陸 晩霞/趙 恩〓/ハルオ・シラネ/高橋 貢/阿部泰郎/伊東玉美/石川 透/齋藤真麻理/杉山和也/田中貴子/目黒将史/森 正人/阿部龍一/Ivo SMITS/琴 榮辰/高 陽/PHAM Le Huy。

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