ナイトランド・クォータリー vol.36(2024.07)

夢魔がもたらす幻想

ナイトランド・クォータリー

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幻視者のためのホラー&ダーク・ファンタジー専門誌《ナイトランド・クォータリー》。
vol.36の特集は「夢魔がもたらす幻想」。

夢魔の囁き。それは人を惑わす言葉。
眠る身体にまとわりつき、性的な誘惑で人の心に忍び込む。

その実態は果たして醜い怪物であるとも言われている。
けれど、本当に醜い姿をしていることを誰が目にしたのだろうか。
そして、誘惑が単なる幸福な幻影ならば、人はこれほど、この存在に魅了されただろうか。

古代から現代にいたるまで、さまざまな文学や芸術作品に影響もあたえてきた夢魔の正体を垣間見てみよう。
そこには誰かの鏡に映る誰かの欲望が見えるのかもしれない。

小説は、ジョン・ウィズウェル、ブラム・ストーカー、フーゴー・フォン・ホフマンスタール、アレクサンダー・モーリッツ・フライ、エドワード・ルーカス・ホワイト、マイクル・ムアコック、ラフカディオ・ハーン、伊野隆之、花田一三六、門倉直人、岡和田晃。
ほか、座談会「海外短編ホラーとSFの交点……その最前線を探り、語る!」を始め、レビューやコラム記事も満載!

◎主な内容
【Story】
■ジョン・ウィズウェル「邪悪なドア」/訳:貝光脩
■ラフカディオ・ハーン「春の幽霊たち」/訳:下楠昌哉
■ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ(抄)」/訳:下楠昌哉
■フーゴー・フォン・ホフマンスタール「バッソンピエール元帥の体験」/訳:前川道介
■アレクサンダー・モーリッツ・フライ「絶望」/訳:垂野創一郎
■エドワード・ルーカス・ホワイト「ディスヴォーラ家の高窓の灯り」/訳:待兼音二郎
■マイクル・ムアコック「乳白と鮮血の閣下〓〈永遠の戦士〉たる人生のとある一幕〓」/訳:健部伸明
■岡和田晃「青い花」
■伊野隆之「凶運のゾーヤ──殺戮の戦地・Side B」
■花田一三六「不定期連載〈tribute circus〉【ザ・ハウス・オブ・ナイトメア】悪夢の家を探索してみる【絶叫配信?】」
■門倉直人「キョウの日はさようなら」

【Poetry】
■クラーク・アシュトン・スミス「プースウムの黒い修道院長──『黒の書』第四十七章より」訳/岡和田晃
ほか

【Discussion】
■海外短編ホラーとSFの交点……その最前線を探り、語る!──石亀航×勝山海百合×岡和田晃、構成/岡和田晃

【Essay等】
■〈海外漫画の倉庫から〉夢に咲く悪の華/吉川悠
■夢魔に憑かれた者と夢魔を憑かせる者 ラフカディオ・ハーンのブルワー=リットン「幽霊屋敷」称揚を巡って/中島晶也
■夢魔と食屍鬼、境界に佇むフラミンゴ──C・A・スミス、E・L・ホワイト、ハネス・ボクの幻想世界を逍遥する/岡和田晃
■ガラス戸の向こうの恐怖とRDB/西谷史
■夢魔は扉である/鈴木一也
ほか

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