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本書は、近現代日本語の外来語、特に抽象的な外来語の受容プロセスを探求するものである。1960・70年代前後の、既に借用されていたにもかかわらず、あらためて原語から借用しなおす「再借用」という現象を解明することで、日本語の外来語受容の内実である二層性を明確にする。これまでには見られなかった視点で日本語語彙史・外来語史を精緻化し、言語変容と社会の複雑な関係性を深く探求する一冊。
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