ポストモダンの語りかた

ポストモダンの語りかた

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
小鳥遊書房
著者名
麻生享志
価格
2,860円(本体2,600円+税)
発行年月
2024年6月
判型
四六判
ISBN
9784867800492

小説の「語り手」は、信用ならない
1960年代の革新性に満ちた「初期ポストモダニズム」。
その時代に書かれた
バース、バーセルミ、クーヴァー、ボルヘス、カルヴィーノ、
ピンチョン、ル・グィンらの短編を中心に
文学作品の根幹ともいえる「語り」に視点を向けて分析する!
======
【目次】
〓はじめに  ポストモダンとアメリカ文学

〓序 章 語りの実験場:ポストモダンを語るには
     
〓第一章 語りの枠組:ジョン・バース『びっくりハウスの迷子』(一九六八)
 
〓第二章 語りを削ぎ落とす: ドナルド・バーセルミ「センテンス」(一九七〇)
  
〓第三章 集団的語りと語りの循環: ドナルド・バーセルミ『雪白姫』(一九六七)

〓第四章 半死の語り手: ロバート・クーヴァー「歩行者事故」(一九六九)

〓第五章 記憶と語り: ホルヘ・ルイス・ボルヘス「記憶の人フネス」(一九四二)

〓第六章 語りのΔt: イタロ・カルヴィーノ「ティ・ゼロ」(一九六七)

〓第七章 語りの終焉?: トマス・ピンチョン「エントロピー」(一九六〇)

〓第八章 AIは語る: アーシュラ・K・ル=グィン『闇の左手』(一九六九)

〓おわりに  レイモンド・フェダマンが語ったポストモダンの語り
 
〓付録
ポストモダンの諸相
コラム① ポストモダンかポストモダニズムか?
コラム② リオタールの「ポストモダンの条件」
コラム③ ドゥルーズの「セリー」、バースの「シリーズ」
コラム④ 『フィネガンズ・ウェイク』
コラム⑤ ベケットが描く語りの崩壊
コラム⑥ バースとボルヘスと謎の『千夜一夜物語』六〇二話
コラム⑦ ポストモダニズムとジェンダー

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top