蓄積されてきた認知症ケアの学識、看護現場で成果をあげてきた取り組みに触れる一冊。待望の改訂第4版
●今版では第1部「認知症を病むということ」、第2部「認知症の人をケアするということ」、第3部「認知症を支える地域包括ケア」の3つのテーマに沿って再構成し、各部に収載すべき事項をあらためて検討している。
●「認知症主要疾患と看護」「身体疾患の治療を受けている人への認知症看護」「専門職間連携」「疫学的視点と政策の変遷」に関する項目は改訂の範囲にとどまらず、新たに書き起こした。
●コラム欄もさらに充実した。「せん妄」「高齢者てんかん」など臨床での困りごとへの助けとなること、「ポリファーマシー」「不穏時/不眠時薬剤投与」など薬剤に関すること、「認知症ケア加算」「せん妄ハイリスクケア加算」「特定認定看護師」など制度に関すること、その他さまざまな情報を収載している。
●初版の発行から20年にも満たない間に、認知症の人の自立と尊厳を支えるケアは大きく変わり、昨年には認知症基本法も成立した。これまでに蓄積されてきた認知症ケアの学識、看護現場で成果をあげてきた取り組みにぜひ触れてほしい。
【目次】
1章 認知症とともに生きるということ
2章 認知症の病態・アセスメント・治療
3章 認知症の人の看護における倫理
4章 認知症の人とのコミュニケーション
5章 認知症の人の生活環境・療養環境づくり
6章 認知症の人のケアマネジメント
7章 認知症の主要疾患と身体疾患をあわせもつ人の看護
8章 認知症の人のエンドオブライフ・ケア
9章 家族が介護するということ、支えるということ
10章 認知症支援における専門職間連携 ―地域包括ケアの目線から
11章 認知症の疫学的視点と政策の変遷
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