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2022年の年末、日本政府は改定安保三文書の閣議決定で戦争への道をさらに大きく踏み出すことになった。「新しい戦前」とはそれを受けてタモリ氏がテレビ番組の中で発した言葉だ。この本ではここ十数年のスパンで日本の政治の流れを俯瞰しながら、着々と戦争国家づくりの布石が打たれてきていることを検証し、戦争しない国(憲法9条)から戦争できる国(安全保障法制)、そして戦争できる国から戦争する国(改定安保三文書)へと「この国のかたち」が変えられようとしていることを追及する。
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