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安倍元首相銃撃犯・山上徹也の深層、「推し」に裏切られた弱者男性、インセル、陰謀論者、負け組、オタクたちの実存の行方、ニセ情報の脅威、倍速で煽られる憎悪……。
揺らぐ民主主義と自由。加速するテクノロジー、そこに希望はあるのか!
ネットネイティブ世代の著者が徹底検証。
既存の権力や秩序から自由であり、人間の様々な問題の手垢がついていないフロンティアだったはずのサイバースペースは、今や、古くから続く政治・権力争い・謀略・戦争の世界に巻き込まれている。
この新しくも古い状況の中で人々の心は動揺し、その揺れ動きは、様々な文化や行動として現れてこざるをえない。
本書は、インターネットが大きく変えている現在の政治状況を、文化との連続性の観点から考えるものである。(本文より)
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【目次】
はじめに
第一部 ネット時代の政治?文化
Ⅰ ゼロ年代 未完のプロジェクト
Ⅱ ミソジニーとサブカルチャーのインターネット文化史
Ⅲ オタク文化とナショナル・アイデンティティ
第二部 作られる環境
Ⅳ 不幸な未来もゲームは作れるのか?――政治にゲームを実装する
Ⅴ 積極工作と陰謀論政治
補論 ポスト・トゥルスと、脱マスメディア時代のポップカルチャー
第三部 ネット時評
Ⅵ ネット万華鏡(『共同通信』二〇一四年一月-二〇一五年二月)
Ⅶ ネット方面見聞録(『朝日新聞』二〇一九年四月-二〇二三年一二月)
あとがき
主要参考文献
初出一覧
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