社会防衛と自由の哲学

未来世界を哲学する

社会防衛と自由の哲学

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出版社
丸善出版
著者名
《未来世界を哲学する》編集委員会 , 美馬達哉
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2024年6月
判型
四六判
ISBN
9784621309803

コロナ禍によって前景にせり出した公衆衛生と個人の自由との相克という問題は、古くて新しい哲学的問いである。古代から繰り返されてきた疫病を前にして、「社会を防衛しなくてはならない」という思想はいかにして生まれ、集団での予防と個人の自由のせめぎあいはどのように論じられたのか。さらには、病原体、マスク、ワクチン、治療薬、患者、健康人、医療者、統計データが織りなす世界の多様性を、哲学はいかにして思考できるか。倫理学的であると同時に、存在論的な問題設定のアリーナがそこに開かれる。

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